アメリカのガイドラインから学ぶ、チームの熱中症対策

そもそも熱中症とは

熱中症に関しては、過去にたくさんの痛ましい事件がありました。

熱中症は、身体から水分が抜けていくことで起こる「熱痙攣」「熱疲労」「熱射病」の総称です。

基本的なポイントとして、水分・塩分不足に陥ります。なので、個人としてはこの不足分を補うことが大事な対策となります。

では、スポーツチームに入っている場合、どのような熱中症対策が必要なのでしょうか?

今回は、具体的にどのような対策がアメリカで行われているかアメリカンフットボールのガイドラインを参考に考えて頂きたいと思います。

米国の熱中症対策:アメリカンフットボールのガイドライン抜粋

実施時間

ユース(5歳~15歳)】

練習時間:午後6時~8時(可能であれば午前中に)

【高校生】

練習時間:午後3時~5時半

熱中症予防プログラム

【方針】

  • 過酷な状況で行わない
  • 自由に水分補給ができる
  • 水分補給勉強会への参加を義務付ける などなど

まとめ

上記の抜粋した項目でもまだ日本においては遵守されていないチームがあると思います。

ご自身やお子様の安全のためにも、熱中症対策や水分補給についてはしっかり考えていきたいですね。

熱中症対策についてもっと勉強したい人はコチラ。

今回はガイドラインと現在所属している(または管轄している)チームの体制を比べてみてほしかったので、このような記事を書きました。

少しでも気になることがあればご自身の所属に持ち帰って、議論して頂きたいです。

また熱中症対策の具体的な内容につきましては厚生労働省ホームページにも記載されていますので、そちらも一度は見てみてはいかがでしょうか。

厚生労働省「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました

【参考文献】

NSCA JAPAN,Volume 25, Number 7, pages 16-22 、ユース・アメリカンフットボールにおける暑熱順化と熱中症予防

(文:谷澤大芳)

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