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結論:取り入れた方が良いです!
トレーナーの谷澤です。今回は「非構造的な自由遊びを組織的スポーツに組み込む」
というレポート読んで感じたことを少しご紹介したいと思います。
個人的な意見としても、練習に遊びの時間があった方が子供の時は楽しく、いい思い出になった記憶があるので、
遊びを取り入れることを進めますが、今回は記事を基にその理由をお伝えします。
まずは遊びの種類を知ろう!3種類の遊びが存在します。
- 非構造的な遊び:大人ではなく青少年が完全に主導する遊び
- 半構造的な遊び:①、②の中間大人が介入したり、しなかったり。(学校の体育の授業みたいな感じ)
- 構造的な遊び:大人が介入。サッカー、野球などの組織的スポーツ
- ※ちなみに記事の中では非構造的な理由を進めている印象を受けました。
記事の中では非構造的な遊びの導入を勧めている理由(一部抜粋)
- 先進国の中でも子供の非構造的な遊び時間が減少している
- 当事者意識、自由裁量、リーダーシップのスキル、および計画を立てるスキルの向上をサポート
- 子どもの内面的成長をサポート(問題解決、意思決定、自制心、情動の制御、友情を育むなど)
- ※極端な考え方にならないように!構造的な遊びが悪いわけではない。
構造的な遊びの良いポイント(一部抜粋)
- 体力の向上
- 自尊心の成長
- 情動の制御
まとめ
「遊び」については学校や部活など構造的な遊びの機会が多いため、非構造的な遊びの機会が減っているという背景があります。
どちらが良い悪いではなく、成長のプロセスに応じた形で行うべきだと今回の記事を読んで強く感じました。
練習方法や競技生活など全ておいて多様性が求められる時代ですので、柔軟な考えを持ちたいですね!
冒頭に「遊びを取り入れるべき」と記載してしまいましたが、
練習の中で少し遊びがあると精神的な緊張から少し解放されたような記憶があったので、
強く勧めるような書き方をしました。これはあくまで個人的な意見です。
実際に練習メニュー等に取り入れるかの判断は指導者の判断なので導入の是非について強く言及できませんが、
「遊び」が積極的に取り入れられと気持ちのリフレッシュや多様性のある練習、
競技生活が実現できるのではないかと思いこの記事を紹介しました。
「非構造的な遊び」の取り入れ方については
下記にさわりだけ記載しておきますので、ご確認頂けると嬉しいです!
「非構造的遊び」導入方法
- 構造的な遊びの非構造的な遊びに対する推奨比率は 2:1 であり、それを超えないようにする
- 挑戦の要素、どの課題やドリルに取り組むか選択権を与える、個別に評価、などを踏まえて実施(一部紹介)
参考文献
Joshua A. Barreiro, 1 B.Sc. Rick Howard, 2, 3 M.Ed., CSCS,*D,Incorporating Unstructured Free Play into Organized Sports,C NSCA JAPANVolume 26, Number 6, pages 32-42
(文・谷澤 大芳)